天台太子

聖徳太子と天台宗のお勉強

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

十方の下方

こんばんは。 このブログの月間アクセス数が1000に達しました!! 読者数も111人!(ぞろ目!)です。 みなさまのおかげです。本当にありがとうございます! 今日は、前回、十方(じっぽう)「十の方角」で、宿題にしていた下の方角が分かりましたので紹介し…

新字体と旧字体と異体字

こんばんは。 「部屋とワイシャツと私」のようなタイトルになりました(笑) 昨日は、ずら〜と敬礼(けいれい)が並びました。 「一心敬礼」(いっしん・けいれい)「ひたすらに、けいれい」の言葉から始まり、さまざまな仏(ぶつ)、菩薩(ぼさつ)に敬礼し…

再び敬礼!

こんばんは。 今日は、法華懺法(ほっけ・せんぼう)のつづきです。 ここからは、個別の敬礼が続きます。ずら〜〜〜〜〜と、敬礼する対象が続きますので、今日は、すべてお見せします。 以前からお伝えしてある。「三宝」(さんぼう/さんぽう)と、「十方」…

こんばんは。 そういえば、このブログのテーマでもある聖徳太子(しょうとく・たいし)について全く触れていませんでした。 聖徳太子という名前が、文献(ぶん・けん)出てくるのは、亡くなってからずいぶん後になってからだそうです。 厩戸皇子(うま・やど…

手で食べること

こんばんは。 私には、一歳になったばかりの娘がおりまして、彼女は食事をする時、私がスプーンで口に運ぶか、もしくは、彼女自身の手で食事をしています。 こんな話を聞いたことがあります。 日本人「インド人の君は手で食事をして下品だなぁ」 インド人「…

三密

こんばんは。 今何かと話題の「三密」。 密閉、密集、密接の三つを指すらしいですが、仏教を少しかじった人なら、 何かどこかで見たような?と思われるのでは? 特に、密教(みっきょう)では、この「三密」の「三」は、身・口・意(しん・く・い)、つまり…

口伝と書写

こんばんは。 近々、本格的にブログのサイトを立ち上げようと思いまして、今日は、その勉強で一日が過ぎてしまいまた。 今日のお題は「口伝(くでん)と書写(しょしゃ)」です。 書写とは、書き写すことで、写経(しゃきょう)という言葉をご存知だと思いま…

袈裟(けさ)

こんばんは。 今日は、「袈裟」(けさ)について考えたいと思います。 漢字を見れば、「衣」(ころも)が入っています。 つまり。衣類です。誰の衣類かと言うと、お坊さんが着る着物です。 インドのお坊さんは、こんな感じ↓ 何か、日本のお寺で見るお坊さん…

十方(じっぽう)

こんばんは。 今日のお題は「十方」(じっぽう)。 何度か出てきたと思います。ご覧の通り、「十の方角」を意味します。 仏教では、「あらゆる方角」を意味する言葉です。 「十方仏」(あらゆる方角の仏さまに)といいますね。 では、「十」とはなんぞや? …

ダーナ(dāna)

こんばんは。 昨日紹介したサンスクリット語でdāna(ダーナ)、つまり、「布施」(ふせ)ですが、以前に紹介した音写(おん・しゃ)を覚えておられるでしょうか。ヨロシク(夜露死苦)です(笑)。 今日は、その方向から見てみましょう! 実は、このダーナに…

供養と布施

こんばんは。 今日は、「供養」(くよう)について考えたいと思います。 昨日は、仏さまや、三宝に供養するという言葉が出てきました。 供養って、お供えですよね。 今日はいろいろな言語で見ていきましょう。 供養のサンスクリット語は、paricaryā(パリチ…

䠒跪(こき)

こんばんは。 今日のお題は「䠒跪」(こき)です。 昨日の続きを読むのですが、今日の現代語訳は自信がありません!かなり厄介です。 ですから、「宿題」のタグを付けておきます。後に分かることがあれば、改善します! 是諸衆等,人各各䠒跪 ,嚴持香華,如…

敬礼!

こんばんは。 今日はうれしいお知らせから。 九州の友人から、このブログで紹介した「本買ったよ〜」と連絡を頂きました。やり甲斐があります。ありがとうございます!宣伝もよろしくお願いします(笑) さて今日は、昨日に引き続き、『法華懺法』です。 昨…

『法華懺法』のはじまりはじまり

こんばんは。 本日から、『法華懺法』を読んでいきましょう! まず、始めに、このような唄が読まれます。 我此道場如帝珠 十方三寶影現中 我身影現三寶前 頭面攝足歸命禮 「わたしのこの道場は、帝釈天の宮殿に飾られた珠(たま)が永遠に重なり合う世界と同…

『台宗課誦』3 「法華懺法」と「例時作法」

こんばんは。 今日から『台宗課誦』の「目次」を見ていきましょう。 そこには、「法華懺法」と、「例時作法」の文字が見えます。 『法華懺法』(ほっけ・せんぼう)の「法華」とは、『法華経』(ほけきょう)というお経を指します。「懺法」の「懺」とは、懺…

喪服

こんばんは。 今日のテーマは、「喪服」です。 日本の仏教儀礼は、儒教(じゅきょう)に基づいているものが多いとされます。 仏教儀礼とは、お葬式や、仏壇のまつり方など、いろいろな仏教に関わるものです。 喪服も儒教に由来します。 喪(も)に服(ふく)…

卒塔婆(ストゥーパ)

こんばんは。 まずは、 seimin.hatenablog.com で紹介した。延暦寺について訂正です。 「延暦寺というお寺はありません」とご案内しましたが、知り合いの方から、ご指摘いただき、宗教法人延暦寺はあります!と教えて頂きました。ただ、延暦寺という“お堂”は…

手塚治虫『ブッダ』

ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)作者:手塚 治虫発売日: 2000/04/01メディア: 文庫 こんばんは。 こちらを紹介するのを忘れいていました。 手塚治虫著『ブッダ』!!!! 内容は、凄すぎです。下手な講義より、よっぽど勉強になる。 著者によれば、…

台宗課誦2 奥書

こんばんは。 京都、一日雨でした。 昨日ご紹介した天台宗のお経本である『台宗課誦』、今日は奥書(おくがき)を見てみましょう。 「奥書」とは、書物の最後にあって、なぜこの本を書いたかとか、いつ書いたかとか、誰が書いたとか、本の「あとがき」のよう…

台宗課誦(たい・しゅう・か・じゅ)

こんばんは。 みなさんは、ご自身の宗派(しゅうは)をご存知ですか。 日本には、さまざまな宗派があり、平安時代に起こった宗派に、最澄(さいちょう)の天台宗(てんだいしゅう)と、空海(くうかい)の真言宗(しんごんしゅう)があります。 私は、この天…

仏典はどう漢訳されたのか――スートラが経典になるとき

仏典はどう漢訳されたのか――スートラが経典になるとき作者:船山 徹発売日: 2013/12/19メディア: 単行本 みなさん。 はじめまして。コロナの影響で、外出を控えておられると思います。 そんな時は、読書はいかがでしょうか。 本日から、ブログを開始するのに…