喪服
こんばんは。
今日のテーマは、「喪服」です。
日本の仏教儀礼は、儒教(じゅきょう)に基づいているものが多いとされます。
仏教儀礼とは、お葬式や、仏壇のまつり方など、いろいろな仏教に関わるものです。
喪服も儒教に由来します。
喪(も)に服(ふく)す。→まさに、喪服(もふく)!
儒教で、喪服は、斬斉(ざんさい)・斉衰(しさい)の二種類があります。
斬斉(ざんさい)は、お父さんが亡くなったときに着る喪服、三年間喪に服します。
斉衰(しさい)は、それ以外の肉親が亡くなったときに着ます。喪に服す期間は、子が母のためには三年、孫が祖父母のためには一年と、肉親との関係によって異なります。
つまり、父母が亡くなった時が、一番長く、喪に服すことになります。
喪服は、悲しみが深いほど、つまり、血縁関係が深ければ深いほど単純な仕立てとなります。つまり、粗末な服装です。
謙虚さと、やさしさが感じられますね。
忌引き(きびき)も、この考え方から来ています。両親とのお別れには一番長い時間をもらえます。
一番近しい人のお別れには、一番多くの時間を費やしましょうということですね。
「やったー学校休める〜」。と考えてた自分が恥ずかしいです(笑)
今、こんな本を読んでいていろいろと考えさせられます。
またご紹介します。
では、また。
- 作者:加地 伸行
- 発売日: 2009/09/10
- メディア: 文庫