卒塔婆(ストゥーパ)
こんばんは。
まずは、
で紹介した。延暦寺について訂正です。
「延暦寺というお寺はありません」とご案内しましたが、知り合いの方から、ご指摘いただき、宗教法人延暦寺はあります!と教えて頂きました。ただ、延暦寺という“お堂”はないそうです。ありがとうございました!勉強になります。
もともと、このブログは、さまざまな方からいろいろな意見を頂き、天台宗と聖徳太子について勉強するブログですので、これからも、ビシバシご意見ください!よろしくお願いいたします。
ちなみに、STAP細胞は、まだ、あるかどうかわかりません(笑)
さて、今日のお題は「卒塔婆」(そとば)です。「塔婆」(とうば)とも言いますね。
お墓に行かれたら、木の塔婆に、ご先祖様の戒名(かいみょう)などが、立派な字で書かれていると思います。
「卒塔婆」はサンスクリット語で、Stūpa(ストゥーパ)と書き、もともとは、「石や、土を積み上げたもの」を意味するそうです。
ところで、この「卒塔婆」(そとば)は、サンスクリット語の「ストゥーパ」が、「ストパ」→「そとば」→卒塔婆となったもので、これを専門用語で音写(おんしゃ)といいます。
つまり、ある言語の音をそのままの音で、母国語に置き換えたものです。この場合は、インド語の音がそのまま、中国語に置き換えられ、漢字に置き換えられた例ですね。
これは、ヨロシク→夜露死苦とする、世の中のルールにとらわれない若者たちが使った言葉と同じ原理ですね(笑)。
また、仏教の伝統から言えば、一説に、お釈迦様のお骨(舎利:しゃり)が、大切に保管され、それが塔に納められるようになり、今度は、その塔自体も信仰の対象になりました(仏塔など)。「卒塔婆」に「塔」が入っているのもそれにちなんだものかも知れませんね。
このような本が、出版されると言うことで、少しお話ししました。
では、また。